8月15日、終戦記念日にあたっての訴え。

自由と平和、民主主義をかかげてたたかった人々の意思を引き継いで

本日、8月15日は72年前に日本が終戦を迎えた日です。二度と戦争をしない、武器を持たないと決めた憲法9条は、数千万人とも言われる日本とアジアの人々の命を奪った、あの72年前の戦争を二度とくり返さないという誓いの上につくられました。

同時に、あの戦前、日本の社会全体が戦争に向かっていく大きな流れのなかで、勇気を持って戦争に反対し、自由と民主主義のために命をかけてたたかった人たちがいたことも忘れるわけにはいきません。京都大学でも、学問の自由を守る大きな運動がくり広げられ、治安維持法による国家権力からの弾圧を受けました。全国でもあの「蟹工船」の作家、小林多喜二をはじめ、自由と平和を訴えた多くの若者が弾圧によって命を落としました。その命をかけたたたかい、運動が、戦後、自由と民主主義、平和な日本の柱となった日本国憲法に実りました。

今、安倍政権はこの憲法9条を改定し、「日本を守るための最小限の実力組織」としていた自衛隊を「普通の軍隊」にしてしまい、アメリカと一緒になって海外で自由に戦争に参加できるようにすることを狙っています。しかし、先日のNHKによる18歳・19歳の皆さんの世論調査でも、半数以上の方が、憲法9条の改正は必要ないとこたえておられます。

私は終戦記念日にあたり、改めてあの戦前、命をかけて平和と民主主義を訴えぬいた先輩方の意思を引き継ぎ、戦争をしない、武器を持たないと決めた憲法9条を守りぬいていく決意を申し上げます。

貧困と格差を正し、平和をつくりだす世界の流れに呼応する「市民+野党の共同」

いま、この憲法9条が世界で輝きをましています。7月7日、国連会議において国連加盟国の約3分の2、122カ国の賛成で、核兵器禁止条約が採択されました。

私自身、高校生の時代から原水爆禁止世界大会に参加し、核兵器の廃絶をめざす運動に参加してまいりました。私の成長過程にも大きな影響を及ぼした核兵器廃絶の運動が世界を動かし、条約の締結にまで至りました。世界は動かせる、変えることができると、子どもたちにも伝えていきたいと思います。

同時に、この歴史的な条約を敵視する態度をとっている安倍政権には被爆者の皆さんをはじめ大きな怒りが広がっています。

安倍首相が核兵器禁止条約に背を向けるなら、条約にサインをする新しい政府をつくろう、この新しい課題に皆さんと手をつないで取り組んでまいりたいと思います。核兵器禁止条約に参加した122カ国の政府、市民の皆さんと合わせることはもちろん、まだ条約に参加していない核兵器保有国、核の傘の下にいる国々の市民の皆さんとも連帯していきたいと思います。

核兵器保有国であるイギリスの野党第1党、労働党の党首、ジェレミー・コービン氏は、長らく核兵器廃絶の運動に参加してこられた方です。コービン氏を労働党の党首に押し上げたイギリスの市民の皆さんの運動は、日本における「市民と野党の共同」の流れに呼応しています。

貧困と格差の拡大を正していくこと、そして、「テロ対策」の名による武力の行使、暴力の連鎖に反対していくこと、このイシューを掲げた市民と政党の連携が欧米にも大きく広がりはじめています。

「市民+野党の共同」の柱、日本共産党の力をさらに大きく

私はとりわけ、貧困と格差の拡大を正していくために、高すぎる学費と奨学金・ブラックな働き方の改善を求める運動に取り組んでまいりました。「誰もがお金の心配なく学べる日本」「8時間働けば普通に暮らしていける日本」、誰もが希望を持つことのできる日本の実現をめざす、当たり前の政治をとりもどしていくために、草の根で運動を広げてまいりました。

日本において、そしてこの京都において、「市民と野党の共同」の柱として、草の根で力を尽くしてきた日本共産党がさらに力をつけて、有権者の皆さんに、安倍政権に変わる新しい政治のビジョン、受け皿をお示しし、衆議院の解散・総選挙で新しい国会、新しい政治をつくっていく、そのために、市民の皆さん、各野党の皆さんとの共同をさらに発展させてまいりたいと思います。

安倍政権の進める「再び戦争できる国づくり」「貧国と格差を広げる不公正な政治」を正そうと願うすべて皆さんと手をつなぎ、共同の力で新しい政治をご一緒につくっていく。その決意を申し上げまして、終戦記念日にあたっての私の訴えとさせていただきます。

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ちさか拓晃

ちさか拓晃

日本共産党・衆議院京都2区(左京区、東山区、山科区)国政委員長、党府委員会常任委員(青年・学生部長)。
1973年生まれ、1991年大阪府立今宮高等学校卒業、1996年京都精華大学美術学部卒業。
左京区修学院在住、家族は妻と一女。

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